黒トリガー(ブラックトリガー)は現在7種類が確認されています。その能力を改めて見てみると…チート級の強さです(笑)
黒トリガーについて
「黒トリガーとは?」という話やそのトリオン量の膨大さは↓の記事でまとめたので、ここでは登場したブラックトリガーを個別に見ていきたいと思います。

同一の黒トリガーでも扱える人は複数人いるし、本来なら自らの命を懸けて作った「製作者○○のトリガー」と表記すべきですが、以下では主に使うキャラの黒トリガーと書いています。
空閑遊真の黒トリガー:名称不明
遊真の父親・空閑有吾が遺した黒トリガー。
能力の全容は分かっていませんが、一度見た能力をコピーし『印』として使用することが出来ます。
おそらく遊真しか使えないんじゃないかなーと思っています。
これまで登場した印は
『強』印 (ブースト) | トリオンの働きを強化させる効果。攻撃の威力や膂力を上昇できる。 |
『弾』印 (バウンド) | 物体を弾き、跳ね飛ばす効果。グラスホッパーみたいな感じ。多重印にして飛距離を伸ばすことも。 |
『鎖』印 (チェイン) | トリオンの鎖で対象を拘束する。地面や壁に仕掛けることもできる。多重印では鎖の長さや強度が増す。 |
『盾』印 (シールド) | 防御用のバリアを展開する。多重印では範囲が広がり、『強』との合成印で強度が増す。 |
『錨』印 (アンカー) | 三輪のレッドバレットからコピーした印。トリオンを重しにする効果。『射』と合わせて使わない場合、直接対象に触れる必要がある。 |
『射』印 (ボルト) | 三輪のレッドバレットからコピーした印。トリオンを飛ばしてダメージを与える。他の印と併用も可。 |
『門』印 (ゲート) | ミラの窓の影(スピラスキア)同様、空間を操るワープゲートを展開する。 |
『響』印 (エコー) | 微弱なトリオンの波動を発して、周囲の地形や構造物の距離、位置などを察知する。 |
※『門』印に関しては詳しいことは分かっていません。
普通に強すぎます(笑)とくに近距離~中距離に特化したトリガーと言えますね。
“相棒”レプリカ
見た能力をその場で解析しコピーするのはレプリカが居たからこそなせる技。
遊真単体だと少し時間がかかるようです。
レプリカは多重印や複合印のサポートもしており、三輪隊と戦った時や大規模侵攻の際の遊真の活躍はレプリカによるところも大きいです。
まさに相棒ですね。
大規模侵攻では遊真がヴィザ翁と戦いながらレプリカは修を『盾』印で守り、『門』印で先に解析したラービットを召喚する。さらにそのラービットも遊真の『印』を使える。
というめちゃくちゃな強さ・利便性です。
(元)迅悠一の黒トリガー:風刃
(ワールドトリガー4巻より)
迅の師匠・最上宗一が遺した黒トリガー。
風刃の能力は物体を伝播させる斬撃を放つというもの。
ブレード周りの光の帯は残弾数を表しており、撃ち尽くすとリロードが必要となります。
MAXの残弾数は迅は11発、三輪が起動した際は6発でした。
これはトリオン量や風神との相性が関係していると思われます。
迅と三輪のトリオン量にそこまで差が無いことを考えると、風刃の残弾数は相性も大いに関係しそうです。
弟子である迅は、最上の意識が色濃く反映された黒トリガーと相性が良いのは当然ですね。

ちなみにもし千佳が起動したら5~60発らしいです(笑)
シンプルな能力なので弱く思えるかもしれませんが、風神の射程は目の届く範囲すべてです。
実際、ガロプラ戦で迅がコスケロを倒した際、月見さんのサポート(視覚支援?)もあったためか、いったい何km離れてるんだ!?というレベルの距離で斬撃を当てていました。
(ワールドトリガー15巻より)
たぶん10kmは軽く超えてる…
遠隔斬撃を得意とする風刃は、中距離~長距離向けのトリガーと言えるでしょう。
天羽月彦の黒トリガー:??
S級隊員・天羽月彦の黒トリガーは名前も能力もまだ謎に包まれています。
(ワールドトリガー4巻より)
天羽の黒トリガーやサイドエフェクトについてはこちらで詳しく取り上げています。

ハイレインの黒トリガー:卵の冠
(ワールドトリガー8巻より)
卵の冠(アレクトール)は動物を模したトリオンを自在に操る能力です。
動物の種類としては「鳥」「魚」「トカゲ」「蜂」「クラゲ」などがあります。
またこれらにはトリオンキューブ化能力が備わっており、トリオン体やトリガーで出来た武器等に触れるとそれらを変形・キューブ化してしまいます。
防ぐのが厄介なうえ、自身はキューブから自らのトリオン体を修復しトリオンを補充することもできます。
そんなんアリ!?って感じですが黒トリガーならありなんでしょう。
弱点としては、動物を模したトリオン弾は生身の肉体にはダメージを与えられず、トリオン体にしか効果がない点。
ハイレインに対しても、瓦礫などトリオンでないものでの攻撃は有効となっています。
アレクトールが動物のトリオン弾以外の攻撃方法を持っているのかが気になるところですね。
まあトリオン弾が効かないとはいえ、生身でトリオン体に挑むのはおすすめしません(笑)
ミラの黒トリガー:窓の影
(ワールドトリガー9巻より)
窓の影(スピラスキア)は「大窓」と「小窓」を操ります。
大窓では人やトリオン兵を移動させ、小窓では棘のような刃を出して攻撃します。
窓は数キロ先の任意の場所に出すことができ、敵や見方を移動させたり、敵の攻撃を別の場所へいなしたりと広範囲にわたって補助的な活躍をします。
作中では補助的な役割でしたが、大窓で相手の攻撃をほぼ確実に回避(または退避)でき、小窓で敵の死角から攻撃できるなど戦闘においても強力なトリガーであることは間違いありません。
ヴィザの黒トリガー:星の杖
(ワールドトリガー9巻より)
星の杖(オルガノン)は杖状のトリガーで、円軌道上を周回するブレードを複数発生させる能力です。
アフトクラトルの「国宝」の一つに数えられます。
ブレードの回転速度はとても速く、遊真が『錨』印で鈍化させてやっと対応できるほどです。
円軌道も自在に操ることができ、初見で凌いだ人間はいません。
レイジを倒し、遊真を苦しめたのは使い手であるヴィザ翁の老練さもあってのことでしょう。
トリガーの幾何学的な美しさ、扱いの難しさも国宝とされる一因なのではと妄想しています。
エネドラの黒トリガー:泥の王
(ワールドトリガー7巻より)
泥の王(ボルボロス)は自らのトリオン体を固体・液体・気体に変化できるトリガーです。
常に液体化することで物理攻撃を防げますし、気体化して敵を内から倒すこともできます。
こちらもめちゃくちゃ強いですね。
ブレード系のアタッカートリガーでは相性が悪く、諏訪のアステロイドでは硬質化された弱点を破れなかったため、ギムレットやアイビスなどが必要になる?
千佳のアイビスなら弱点も含めトリオン体ごと吹っ飛ばせそうですがどうなんでしょう?(笑)
エネドラの身柄はボーダーに捉えられエネドラッドとなりましたが、ボルボロスはミラが回収して現在もアフトクラトルの手にあります。
まとめ アレクトールが最強!?
有利な戦いを展開できる適性距離的なものを僕なりに考えてみました。天羽の黒トリガーは省いています。
近距離向け ↓ ↓ ↓ 遠距離向け |
遊真の黒トリガー |
ボルボロス | |
アレクトール | |
オルガノン | |
風刃 | |
スピラスキア |
僕の中ではアレクトールが一番強そうですが…
出水の素直な反応。
ですが仮にタイマンになったとしたら、周りにキューブ化できるものが無ければ回復もできないとすると無敵ってわけでもないのかな?
色々考えるのも楽しいですね。
